「毛周期ですね」
まつ毛パーマやまつ毛エクステの持ちや装着できる本数にかかわる毛周期。
なぜ、「毛周期」とやらは、まつ毛パーマの持ちを悪くしてくれるのだろう。
毛周期は誰にでもあるものです。
人間の体に生えているありとあらゆる「毛」には、
「毛」として生まれる
↓
のびる
↓
伸びきった状態でとどまる
↓
抜ける
というサイクルがあります。
まつ毛が抜けた毛穴が多い時期はまつ毛が少なくなって感じます。
生え初めは、毛先の細い部分から出てくるので、柔らかく存在感が薄いまつ毛になります。
伸びきった状態の毛が多いほど、まつ毛の密集度が高く、多く見えます。
そのサイクルは、部位や栄養状態によって変わります。
頭髪は5~6年のサイクルで生まれ変わっているのに対して、まつ毛は約3ヶ月で生まれ変わっています。
頭の毛がごっそり一度に抜けないように、まつ毛も一度にすべては生え変わりません。
ただ、それぞれの毛穴のサイクルがぴったり合うと、全体的にまつ毛の生え替わり時期となります。
一般的にこの時期にかかっているなと感じたら、「毛周期」とお伝えしています。
特に春と秋には、毛周期に入る方が多いです。
春は気温が上がり、末端まで血液が流れ、新陳代謝が促されるために生え替わりが促されると考えられています。
毛周期に入った状態で施術を受けたとします。
例えば、生えているまつ毛のうち、①3分の1が1週間以内に生えてきたまつ毛
②3分の1が伸びきってとどまっていて、3週間以内に、抜ける予定の毛とします。
③残りの3分の1が、1ヶ月前ぐらいに生え始めたまつ毛だとします。
まつ毛パーマの場合《3週間後》
①ぐんぐん伸びるのでパーマがついた場所は毛先となり、根元はパーマがなくなって感じる。
②抜けてしまうので、毛穴からまつ毛が生えていない状態。一部の毛穴からまつ毛が生え始めている。
③パーマをがついた状態でとどまっている。
つまり、パーマをかけたときと同じ状態のものが3分の1になっているイメージです。
毛周期ではない場合、ここまで一度に生え変わることなく、ずれて生まれ変わるので、1ヶ月1ヶ月半を経て、同じような状態になったりします。
(もとの生え替わりのサイクルも個人差があるので、アクアまで目安です)
まつ毛エクステの場合 《3週間》
①そもそも弱い毛が多く、つけられない。あるいはつけても、伸びるのが早いため、力学的にまつ毛エクステが倒れやすく、洗顔などを繰り返している間に取れてしまいやすい。
②抜けるのでエクステごとなくなる。
③エクステがとどまっている。
つまり、エクステをつけたときの、3分の2が取れたような状態です。
このように、いつもとくらべて“”持ちが悪いと感じる状況が出来上がります。
まつ毛が生まれ変わるのはもともとのサイクルです。
栄養が毛穴に届いているとも言えます。
春と秋の年2回だけ普段よりも早めに施術を受ける(基本的には4週間、間隔を開けることをおすすめしています)のもよいかと思います。
ちなみに、スタッフやお客様のまつ毛を見ていると、
毛周期の際、毛穴にしっかり栄養が行くようなまつ毛美容液をつけていると、丈夫なまつ毛になったり、長くなる方が多いです。
そんなわけで「毛周期ってなんですか?と今更聞けない」という方や、
これから「まつ毛パーマをしてみたい」と思っている方の参考になったら嬉しいです。
ご予約、お待ちしております。